こんにちは。
海外における金融の歩みを見てみましょう。
欧米においても1980年頃までは、それぞれの国でさまざまな規制がありました。
とはいえ、英国や米国では債券や株式を使って資金調達するシステムが早くから整い、市場を通じて取引する有力な金融機関が数多くありました。
米国の投資銀行(インベストメント・バンク)はこうした証券業務を専門に行うことで成長し、ネットワークを各国に広げていきます。
1980年代に入ると、大手企業の巨額な資金ニーズや、与信判断が難しい大型事業計画などが次々に登場します。
従来の間接金融のシステム(銀行からのお金の借入)では担いきれない状況が生まれ、取引のリスクを多種多様な投資家に分散できる直接金融の仕組みが、さまざまな形で用いられるようになりました。
プロジェクトファイナンスや、融資と証券の手法を合わせたストラクチャードファイナンスも各国で利用されるようになります。
そうした動きをリードをしたのは、市場を通じた取引の経験が長い英国や米国、欧州の有力金融機関でした。
様々なファイナンス理論もこの時期に多くが生まれています。
コラムニストについて
- 会社員として勤務しながら副業でビジネス活動を開始。 失敗を繰り返すも這い上がり、通算11年の会社員経験を経て独立。 失敗の経験を生かして、今では多角的にビジネス活動をしており、将来の不安は無くなる。 現在では過去の自分と同じ不安を持つ方に「日本一気軽な相談役」として副業アドバイスを行いながら、将来の為の資産形成の啓蒙活動も行っている。
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