この度、東芝【6502】が日経225構成銘柄から正式に除外され、代わりにセイコーエプソン【6724】が組み入れられる事となった。
元々東芝は、3月末時点で債務超過状態であった事が確認されていた事で、2部への鞍替えが予定されており、エプソンに関しても既に入れ替わりでの組み入れ銘柄の最有力候補であった。
これが影響したのか、本日の日経平均株価は上昇、昨日のNYダウとは逆行で引けている。
他にも、三日前の日欧間でのEPAの大枠合意も上昇のバックボーンとなっていただろう。
現に日経平均株価は、この報道が成されてからチャネルラインの下限より反転を見せている。
面白い事に、どちらも米国に関連が無い独立した材料である。
ただ先月より三角持合であった日経平均株価は、先週から下降チャネルの中での推移となり、緩やかに下降トレンドの形成を始めている。
本日の上昇もチャネルラインの上限で頭を打っており、明日以降も延伸するのであれば下降トレンドは不成立となるかもしれないが、今月に入ってからの株価は日米共に動意が乏しく、流れを作る様な積極的なアクションを市場に期待するには難しい地合であると見受けられる。
コラムニストについて
- 元外資系保険会社の日本展開スタッフして勤務するも、会社トップの判断で急遽日本展開が白紙になる。 企業に属する不安定さを感じ、企業に属さない「新しいビジネス形態」を確立させるため数十社の企業と業務提携を行い、幅広いお客様のニーズに合わせることのできる知識と商品を持っているため、顧客の満足度は高い。同じ不安を持つ同世代に対して「新しいビジネス形態=自分で年金を作る=資産形成の重要性」を提案。
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