今回から何回かに渡り日本の金融の歴史についてお話していきます。
我が国、日本の金融がどういった成り立ちなのかを簡単に知っていきましょう。
日本の金融の歴史を紹介する前に、まずは世界における金融の起源についてご紹介します。
金融の起源、つまりお金を使った取引は紀元前1,000年以上も前から行なわれていたと記録されています。
お金ができる以前は、魚と肉、野菜と果物など、自分が持っている物と、自分が欲しい物とを直接交換する物々交換によって、必要な物を手に入れていました。市場の始まりでもありますね。
物々交換では、常に必要な物同士が交換できるとは限らないまた持ち運びに不便な為、その後、貝や石、骨、布など誰にとっても貴重で利用価値が高く、かつ持ち運びができ長く保存がきく物と欲しい物とを交換するようになっていきます。
これを「物品貨幣」と言い、これがお金のはじまりであり、金融の起源であると言われています。文献に残っている最古の貨幣は、中国の殷・周(紀元前16世紀~8世紀)で使用された「子安貝(こやすがい)」と言われています。
生きる為に必要なことを周りの人とお互いにやり始めたということですね。
続く。。。
コラムニストについて
- 会社員として勤務しながら副業でビジネス活動を開始。 失敗を繰り返すも這い上がり、通算11年の会社員経験を経て独立。 失敗の経験を生かして、今では多角的にビジネス活動をしており、将来の不安は無くなる。 現在では過去の自分と同じ不安を持つ方に「日本一気軽な相談役」として副業アドバイスを行いながら、将来の為の資産形成の啓蒙活動も行っている。
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