上場のメリット・デメリット

みなさん、こんにちは。

 

“お金の学校”を運営しているコレキヨです。

 

今回のコラムでは、“上場のメリット・デメリット”をお話し

していこうと思います。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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前回のコラムにて、企業の上場についてお話をしてきました。

それでは早速、上場のメリットについて見ていきたいと思います!

 

メリット1:社会的信用が格段に高まる

上場によって、財務状況や業績、将来性への公的なお墨付きを得ることになり、社会や金融機関に対する信用力も上がります。

メリット2:資金調達が容易になる

株式による調達、銀行からの融資が共に受けやすくなります。

メリット3:人材確保が容易になる

知名度がアップすることで、能力のある人材や新卒社員の確保もより楽になります。

メリット4:健全な経営体制の実現

上場の基準をクリアするためのプロセスで、法令順守や内部統制、コーポレート・ガバナンスといった社内の経営体制の見直しが不可欠です。リスク面を考慮して不正を防ぐ仕組みのある健全な経営体制が築かれていきます。

メリット5:社員のモチベーションが上がる

会社が従業員や取締役に対して、予め決めた価格で将来買い取る権利を与える「ストックオプション」や従業員持ち株制度の導入が働く意欲を高めます。

メリット6:創業者利益の享受

上場後株式の新規公開時に、創業者が保有する自社株式を売り出すことで利益を得ることができます。

 

いかがですか?

上場はビジネスを展開する上でとても多くのメリットが期待できます。

しかし、同時に上場することでのデメリットもあり、これによっては非上場のままや、非上場化する方がメリットになったりもします。まずは、しっかりデメリットを理解しておきましょう!

 

デメリット1:上場の準備に時間と費用がかかる

上場にかかる費用は、上場審査手数料の他、引受手数料、監査報酬、印刷会社への支払いなど多岐にわたります。会社の規模や上場による調達資金の額が大きい程コストも増大します。

デメリット2:上場継続のための費用

上場後も、年間上場料や監査報酬、株主名簿管理料などの支払いは続き、更に内部管理体制強化・株主総会運営コストも発生します。比較的規模の小さい中堅会社でも上場維持のために、年間5,000万~1億円ほどかかると言われています。

デメリット3:情報開示の義務

自社の業績や経営に関わる情報を、有価証券報告書や事業報告書等により、投資家や株主に適時開示しなければなりません。会社にとって不都合な事実も公にする必要が出てきます。

デメリット4:経営における長期的な視野が持ちにくくなる。

持続的な業績・企業価値アップへの圧力がかかり、直近の業績に捉われやすくなります。

デメリット5:幅広い株主の出現

会社オーナーである株主が多くなることで、創業オーナーや経営者の想いを直接的に反映させるのが難しくなる可能性があります。

デメリット6:買収リスクが増す

自社株式が市場で自由に売買されるため、会社にとって不利な株主に買われることがあります。また、敵対的買収のリスクがあり、会社が乗っ取られる可能性もあります。

 

以上、ざっとピックアップしたデメリットとなります。

一概に上場が全てではないことがわかっていただけるかと思います。

メリットとデメリットをよく比較し、企業にとっての最良の選択をおこなう必要があるわけですね!

 

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さてさて、

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

このコラムを通じて、

 

新たな気づきが得られるような情報を

 

定期更新していければと思っております♬

 

 

また次回も是非お楽しみに!

コラムニストについて

コレキヨ
元医療従事者として勤務するも、直属の上司を見た時に出世後の自分を想像して強烈な不安感を覚える。 「将来の不安=資産で解決が可能」と考え25歳から資産形成の勉強を開始。 2015年からは「お金の勉強会」と称したセミナーを開講。 自ら講師として現在200名の塾生に熱弁を振るう。 実体験が元になっているセミナーは好評で、塾に参加を希望する者は後を絶えない。