生命保険と税金の関係

税金と聞くと、どんなイメージでしょうか?
税金を取られて、イヤだなぁ。と思われる方が多いのでは、ないでしょうか?

ただ、そんな税金も、生命保険をうまく活用することで、払った税金が戻って来たり、税金を払わなくて良くなったりします。

特に、会社勤めの方には、朗報です。
既に活用されている方も多いと思いますが、そういった方々には、復習として、ご覧になって頂ければと思います。

生命保険料控除っていう言葉を、ご存知でしょうか?

生命保険料というのは、皆さんが、毎月毎月払っている、保険の掛け金のことです。

そして、生命保険料控除というのは、皆さんが会社から頂いている、お給料から、生命保険に払っている掛けを引いていいですよ!という意味です。
ただし、引ける額には、限度額と、保険の種類により、3つの枠があります。
これについては、後程、詳しく説明します。

すなわち、簡単に言うと、生命保険にお金を払っていると、毎年、所得税の一部が返って来ますよ!ということです。

それでは、詳しくご説明して行きます。

上記に、頂いたお給料の額から、引ける額に限度額と、3つの枠がある。と書きましたが、

まず、3つの枠というのは、生命保険にも、色々な種類がありますが、

1つ目に、一般生命保険料という枠があります。
これは、主に死亡保険、養老保険のことです。
ちなみに、アクサのユニットリンクは、ここの枠に当たります。

2つ目に、個人年金保険料という枠があります。
これは、純粋にお金が増える保険で、死亡保障はが少ないタイプです。

3つ目に、介護医療保険料という枠があります。
これは、医療保険、ガン保険、介護保険です。

そして、上記の3つの枠に、それぞれ、1年間のお給料の総額から、引ける(控除できる)限度額があります。

その限度額は、それぞれの枠ごとに、1年間に払う保険の掛け金(保険料)の額が、8万円までになります。

8万円までは、払った掛け金に対して、お給料から引ける額に、それぞれ細かい計算式があるのですが、

8万円以上の場合は、一律、4万円を1年間のお給料の総額から引くことができます。

それぞれ、3つの枠がありますので、合計12万円を、1年間のお給料から引くことができます。

そうすると、結果的に、所得が減ることで、所得税も減ります。
ですから、既に払った所得税が毎年返って来る訳です。

具体的に、年収400万円の方だと、所得税率は20%になりますので、生命保険料控除の枠をいっぱいに使うと、12万円の20%の税金が返って来ますので、24000円が戻って来ます。

所得税率は、年収330万0001円~695万円までが20%、年収695万0001円~900万円までが23%になります。

払った保険料(掛け金)の総額は、24万円ですから、払った掛け金の10%が戻って来ることになります。

銀行にお金を預けたとしたら、年利10%の利息をもらったことと同じ経済効果があります。

この様に、生命保険と税金の関係を知り、上手に生命保険を活用すると、ちょっとした資産運用をしていることになります。

次回からも、こういった知っいると、お得な情報を発信しますので、楽しみにしていて下さい。

コラムニストについて

田島
大手企業のグループ会社でエンジニアを12年勤める。 フルコミッションの個人事業主という、実力の世界を知り、外資系大手保険会社に入社。 5年後独立し保険代理店を立ち上げる。 その後、顧客メリットを最大化する為に、保険を扱わずに、中立的なアドバイスに特化した会社を設立。 現在では国内外の金融商品に精通し、お客様の幅広いニーズに対応している。