今回の米大統領選について、個人的に思うことを書かせて頂きます。
自宅にテレビを置かない主義の私ですが、今回の米大統領選挙の話題は、頻繁に耳に入って来ました。
そんな中から、マスコミに左右されていない、私なりの考察を、2つの情報源を元に書かせて頂きます。
1つは、米大統領選の直後、とある講演会に出席しました。その講演会は関係者と、その紹介者のみの、クローズドの講演会で、コメンテーターが、親日アメリカ人のケント・ギルバートさんと、ロバート・エルドリッヂさんでした。
ケント・ギルバートさんは、私が子供の頃のテレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」に出演していた有名人で、同時に弁護士資格を持つ方です。
ロバート・エルドリッヂさんは、アメリカの政治学者で、元在沖縄米軍海兵隊 外交政策部次長。という経歴で、テレビ番組の「ビートたけしのTVタックル」に出演したり、多くの著書を出されている方です。
お二人は、今回の米大統領選では、それぞれ投票し、それぞれ違う候補者に投票したとのことですが、客観的に見て、今回なぜ、トランプ氏が勝ったか?についての考察は、端的に言うと、アメリカ国民は、「誰が大統領になったとしても、大して今までと変わらないなら、トランプ氏に賭けて、大きな変化を期待している!」ということでした。
そんな中で、ケントさんが面白いデータを披露していたのですが、トランプ氏を支持した方にアンケートをした結果。
トランプ氏に対しては、政治経験も無い。政治での実績も無い。人間性も無い。と評価した上で、トランプ氏を支持した。という。不思議な結果だった。としていました。
やはり、人々は、大きな変化を求めていて、この時代において、世界中の人々が共通して、同じ様な思いを抱えているのかもしれないと、今回の大統領選を通して思いました。
もう1つ、私が尊敬している、金融関係の大先輩から頂いた、「米国大統領選の結果考察について」というテーマのメールがあります。
メルマガを通じた限られた方々に対してですから、内輪のこととして柔和に捉えて頂けますと幸いです。
また、多少、過激な表現もあるかもしれませんが、皆様に情報をお伝えしたい気持ちですので、それを踏まえた上で、一部抜粋させて頂きます。
(以下)
米国大統領選の結果考察について
この結果は様々な意味を持ちますが、俯瞰した視点で捉えてみますと、
「私達が進んでいる未来は過去の延長線上には無い」と言う風に表現することができる
のではないでしょうか。
新しい環境に抵抗する程に現実は険しさを増していきますが、受け入れ適用していく
ことが出来れば思いのほかスムーズに事が運んでいく、そんな転換点が”今”なのだ
と思います。
もう少し具体的には、まずメディアに対する見解は
日本のメディアも米国のメディアも真実を見ようとしなかった。
トランプに対するレッテル貼りに終始したものであった。
メディア曰く
「自分たちは常に正しい、だから自分たちがこう想う方向に投票すべきである。」というの
がメディアの態度であります。
しかし、英国のBrexitでメディアは大敗北しました。同時にこれはロンドンシティの大敗北
でもありました。
今回もヒラリーは敗者でありますが、本当の大敗北者は米国メディアと金融資本である
ウォールストリートであります。
メディア=情報操作 =ウソ
金融資本=カネ =テロ の大敗北といっても過言では無いであろう。
日本の総選挙、参議院選挙の場合も安倍総理に対し、トランプ同様に徹底した厳しい
報道ばかりでメディアが洗脳したにも拘らず投票者はそれに誑かされなかった。
日本のメディアは、これまでの総選挙や安保法制等々をもって猛反省しなければならない。
ところが、それどころか更にヒートアップして反発(更に左に傾く)しています。
だから、英国の件でも間違い、米国大統領選でも間違ったのであります。
これは、メディアの責任、メディアの不勉強そのものであります。
メディア自身、及びメディアに出演するコメンテーターの敗北であります。
彼等自身が自ら気付かなければなりません。
それでは、何故気付かないのか?
それは、一つには認知的不協和に陥っているからであろう。
日本のメディアもこれで目覚めなければならない。これで目覚めなければ永遠に目覚める
ことはないであろう。
メディアは真実を見ようとする態度を持ってもらいたい、と願うばかりであります。
何処かの誰かが作った枠組み、方向に従って報道するのではなく。
これをしなければ日本の戦後は終わりません。
日本の戦後をGHQの言論支配に縛り付けている最大の戦犯はマスメディアであります。
メディアがGHQの占領時代からずっとやってきたのであります。
ところが、世界は急速に変化してきています。しかしメディアはそれを見ません。何故?
それは、今日まで自分たちのやってきた”ウソ”が明るみに出てしまうからであります。
悪名高いメディアをまだ洗脳されていない若者たちが内部から改革してもらたいものです。
次の観点は
今回の米大統領選の争点は、
グローバリスト VS ナショナリスト であった。
今回は米国の一般人=草莽 が今回の大統領選の真の勝者であったと思います。
カネ=テロ で 情報操作=ウソ を行うグローバリスト(国際主義者・コスモポリタン)の敗北。
今日に至るまで政治的な力を一切持つことができなかった人たち=ピープル の意見を
代弁してくれる大統領候補は米国有史以来ずっといませんでした。
ところが、今回はじめてその人が現れたのです。
演説で言ったことが100%政策に盛り込まれることは、まずあり得ないので側近の人事の
発表まで断言できませんが、少なくとも側近の一部には米国国防総省の制服組がいます。
ウォールストリート=ネオコン=イスラエルロビーとは最低限の妥協はしている、と漏れ聞き
ますが、これは180度真逆では勝利することは不可能であったためか。
今後はネオコンと制服組の力関係が制服組に傾くだろうと考えられます。
現実にトランプのアドバイザーになっているのは制服組であり、ナショナリストであります。
ネオコンとは国際主義者、国際干渉主義者(別名=共産主義者、グローバリスト)であります。
世界に火種を作り、紛争を起こしているのがネオコンであります。
そうではなく、米国の利益(国の利益)を第一に考え、米国の国内問題を優先する、というのが
ナショナリスト・トランプの主張であり、制服組の主張でもあります。
従いまして、米ロの関係は改善の方向に向かうだろうと考えます。これは日露関係の進展に
とってもプラスに働くだろうと思われます。
12月のプーチンの来日が予定されていますが、安倍総理は日露のハンドリングがやりやすく
なったのではないかと考えられます。
何故ならば、彼等はバリバリのグローバリストであるからです。
世界一の経済力と軍事力を誇る国の大統領がナショナリストであるからです。
今までの様にウォールストリートとズブズブの関係で金儲けが出来ずらくなるかであります。
そういう世界の構図に今後はなっていくと考えられます。
どちらが正直当選するするか予測はしませんでしたが、心底ヒラリーが当選しなくてよかったと
思っています。
日本は完全とはいえませんが、従来より若干フリーになることができる可能性が見えてきました
つまり、日本は日本自身の足で立ちなさいとこれからトランプは発言してくるはずです。
外界に頼る「安全・安心」ではなく、自ら内側に創る「自尊心・自負心」の方向に。
これは、歓迎すべきことでもあります。
ところが、米国に見捨てられては困ると、おバカな財務省、外務省中心に各省庁と日銀と
兜町の周章狼狽振りは非常に見苦しい姿でありました。
彼等はどうしてもヒラリーに勝って欲しかったようでありました。
これからは各省庁、日銀を含め全てが(敗戦利得者たち)戦略転換を余儀なくされるでしょう。
また、そうすべきでもあります。
このことにより日本が真の意味で独立する環境の一つが整備されたと言う状況であります。
この新しい環境を本当に生かすかどうかは私達日本の
草もう = 一般人 = ピープルの(エスタブリッシュメント=既得権益者でない)力に
かかっているということがいえると思います。
だから、” 精神武装 ” が必要なんです。
政治家・官僚・財界・マスメディア・教育界・法曹界のトップにいる方々は急激な変化に対して
クイックリーな対応が全く出来ません。方向転換が出来ません。
要するに乗り遅れるということです。
私達草莽は、一般人は、ピープルは、もう既に一夜明けて方向転換できていると思われ
ますが、尚且つその歩みを強く確かなものにしていく、
それが本当の意味で私達の自立に繋がっていくものではないでしょうか。!
本当の自立を成しえるのは、エスタブリッシュメントたちではありません。
草もう = 一般の人々 = ピープル なのです。
そして、マネーゲームはこれから徐々に収まるであろうと考えています。
まだまだお伝えしたいことは数多ありますが、まとまらないので
これで終了します。
最後に
また、トランプは自身の著書「クリプト・アメリカ」の中で、
米国は世界一の軍事国家で最先端の武器で武装することはやめない。
常に米国の軍隊は世界一の質を保たねばならない、と記しています
このことは私達は、はっきり念じておいたほうがいいだろうと思います。
(以上)
ちょっと難しい内容だったかもしれませんが、テレビを見ない私の元に舞い込んで来た情報の中で、2つの考え方を、抜粋して載せさせて頂きましたが、普段皆さんがテレビやマスコミを通じての観点と、少し違った切り口の考え方もあるんだなと。参考にして頂けますと幸いに存じます。
世界中の人々が、変化を求めている様ですが、世界が平和であることを願ってやみません。
コラムニストについて
- 大手企業のグループ会社でエンジニアを12年勤める。 フルコミッションの個人事業主という、実力の世界を知り、外資系大手保険会社に入社。 5年後独立し保険代理店を立ち上げる。 その後、顧客メリットを最大化する為に、保険を扱わずに、中立的なアドバイスに特化した会社を設立。 現在では国内外の金融商品に精通し、お客様の幅広いニーズに対応している。
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