この本は、現役の外資系金融マンである著者が、「自分の子供に教えておきたいお金の話」をまとめた書籍です。
私の娘は現在1歳7か月ですが、昨今の景気の不安定さや、下流老人の話題を聞くにつけ、やはり幼い頃からしっかりとしたお金の概念を身につけさせ、金融や投資について自然に考え実践できる子に育ってもらいたい、という思いから本書を手に取りました。
実際に読んでみると、子どもが理解できるような形でお金の流れや役割などを説明しており、小学校、中学校、高校と子供の成長段階に合わせて自然に金融教育ができる実践方法について紹介されています。
本の内容は、わかりやすい言葉でまとめられており、財産を形成していく上での「フローを生むストック」の大切さ、そして、「負のストック」としての借金の重みをきちんと説明しております。子供の将来のためだけでなく、親である自分自身にとっても、本質的な金融の知識が身につく、素晴らしい本でした。
決算書の読み方や借金をしてはいけない理由、金融商品の特徴などなど、お金にまつわることが理解でき、学校では教えてくれない資本主義社会のお金の殖やし方についてしっかり理解できるようになります。
コラムニストについて
- 大手企業のグループ会社でエンジニアを12年勤める。 フルコミッションの個人事業主という、実力の世界を知り、外資系大手保険会社に入社。 5年後独立し保険代理店を立ち上げる。 その後、顧客メリットを最大化する為に、保険を扱わずに、中立的なアドバイスに特化した会社を設立。 現在では国内外の金融商品に精通し、お客様の幅広いニーズに対応している。
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