借金返済中だけど貯金をしたい…とお考えの方へ
借金返済の効率を下げてまでも貯金することは必要なのだろうか?
貯金を考えている債務者の方へ、まず考えたい6つのポイントを提示する
⑴ 収入と支出のバランスが崩れていませんか
⑵ 「カツカツの生活」は今すぐ返済計画を見直す
⑶ 貯金を返済に回すことのメリット
⑷ 利息による比較
⑸ 貯金より借金返済を優先すべき
⑹ 無理な返済は逆効果
さて前回は
(1) 収入と支出のバランスが崩れていませんか
(2) 「カツカツの生活」は今すぐ返済計画を見直す
をお話いたしました。
皆様のご参考に少しでもなっていれば幸いです。
今回は続きをお話いたします。
(3) 貯金を返済に回すことのメリット
貯金があれば出来る限り借金完済することを優先するにはいくつかのメリットがある。
まず無駄な利息を払わずに済むというのが大きなメリットの1つ。
そしてローン会社の信用は何度も利用して遅滞なく完済している人を一番高く評価する。
一括返済が悪いわけではないが、ローン会社の本当の評価は組まれた金額を最後まで支払い終了してもらうことが会社の利益になり、ご存知のとおり利息をとることで会社運営しているからである。
評価は以下のようになる。
・遅滞なく返済完了した人
・途中で一括返済した人
・途中遅滞はあるが最後まで返済した人
・遅滞が多いながらも最後まで返済した人
・返済出来なかった人
この順番で優先順位をつけて「評価をアルファベットか暗号」のような物で記録している。
よって、早く支払いを済ませて完済をすることもローン会社に信用ができ、これがもう1つのメリットといえる。
同時にローン会社とは別に個人の信用を取り扱う情報機関がある。
「この人は返済が良い人として記録」され今後ローンを組んだ時の参考として保管蓄積されていく。
手の届く商品の購入はなるべく現金で購入するか、金利が安い半年払いなどの回数で購入することを決めることがオススメ。
(4)利息による比較
貯金をすることによって発生する利子の金利と、借金をする上で発生する利子の金利には大きな違いがある。
【一般的な金利の比較】
・貯金の金利:0.03%~0.35%
・借金の金利:0.7%~18%
それぞれ種類によって差はあるが、借金の金利の方が高いことは明らか。
貯金を優先して発生するプラスの利子よりも、借金をそのままにして発生するマイナスの金利のほうが高額となる。
つまり、貯金を優先すればするほど借金が増えていくという状態になってしまう。
また借金の返済が遅れた場合に発生する遅延損害金が発生すると、貯金で得ることができる貯金の利子と比べ、数十倍の借金の利子を支払うことになる。
貯金をすることによって発生する少額の利子を得ることよりも、借金の返済が遅れて発生する多額の利子を支払わないようにすべきである。
今回はここまで。
次回(5)(6)をお話いたします。
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