借金返済中だけど貯金をしたい…とお考えの方へ
借金返済の効率を下げてまでも貯金することは必要なのだろうか?
貯金を考えている債務者の方へ、まず考えたい6つのポイントを提示する
⑴ 収入と支出のバランスが崩れていませんか
⑵ 「カツカツの生活」は今すぐ返済計画を見直す
⑶ 貯金を返済に回すことのメリット
⑷ 利息による比較
⑸ 貯金より借金返済を優先すべき
⑹ 無理な返済は逆効果
さて前回は
(3)貯金を返済に回すことのメリット
(4)利息による比較
をお話いたしました。
皆様のご参考に少しでもなっていれば幸いです。
今回は
(5)貯金より借金返済を優先すべき
(6)無理な返済は逆効果
と《まとめ》です。
(5)貯金より借金返済を優先すべき
借金があるけど、貯金をしたい!という人は老後のためであったり、欲しいものがあったりなど様々な理由があるのだろう。
しかし借金には金利があり、返すのが遅くなればなるほど利子が増えてしまう。
また借金が与えるダメージは金銭的なものだけではない。
・返済が終わらないプレッシャー
・周りの人に知られたくない恐怖
・節約生活の我慢etc…
借金のある人はネガティブな気持ちになりがち。
これらの要因で精神面だけではなく体力面にも大きなダメージを負ってしまう。
借金があるだけで様々なデメリットが発生するのだ。
貯金をする余裕があるのであれば、そのお金で借金を返済しよう。
辛い返済計画を乗り越えられた人であれば、完済したあとからでも、しっかりと貯金することができるはずだから。
(6)無理な返済は逆効果
貯金より借金返済を優先すべきと述べてきたが、気をつけて欲しいことがある。
それは生活余剰金を全て借金の返済にまわすことで、手持ちの現金や貯金が全くないという無一文の状況を避けるということ。
なぜなら無一文の状態では予期せぬ事態に対応することができなくなってしまうから。
・怪我・病気での治療費
・冠婚葬祭でのご祝儀・御香典
・倒産・リストラなどでの失業etc…
生活していくなかで、突然の出費というものは避けられるものではない。
こういった事態のなかで無一文ではまた借金を重ねてしまうこととなり、結果、返済が遅れてしまう。
それではどのくらいの金額を持っておくべきなのだろうか。
一般的には生活費3ヶ月分は常に持っておくべきと言われている。
借金の返済は優先すべきだが、常に生活費3ヶ月分をキープしたうえで借金を返済していこう。
《まとめ》
借金の返済をしながら貯金を考えている場合はまず
・収入と支出のバランスが崩れていないか
・「カツカツの生活」になっていないか
・貯金を返済に回すことのメリット
・利息による比較をしよう
・貯金より借金返済を優先しよう
・無一文の状況は避けよう
以上のことをまず考えてみよう。
貯金をすることはとても大切なことだが、利息のことや信用のことを考えると貯金よりも返済に回すべきである。
完済を目指してしっかりとした計画をたてよう。
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