生活の質を落とすような「ケチケチ節約術」ではなく、
生活の質をむしろ向上させるような方法で節約することが
できたら理想的ですよね?
生活の質を落として「質素」に「貧乏生活」を送るより
「お金持ち」「富豪」「セレブ」のような気分で
生活の質を出来る限り上げる方法で、より「豊か」に生活してみたい、
とは思いませんか?
このように、毎月かかる支出を、
「できる限り生活の質を落とさない」
「むしろ生活の質を上げる」
方法で見直しをするというのが、私の理想としている節約術です。
ただし、この方法が使えるのは、
「前年以上、または前年と同じかやや少ないくらいの収入が見込める」
場合のみです。
事情があり、
「前年より収入が半分くらいに減りそうだ」など
明らかに大幅な減収となる場合は、やはり生活を小さくまとめていく必要があることもあります。
ここでは
「前年以上または同じか、やや少ない程度の収入が見込める」ことを前提に、
「生活の質を向上させる」という視点で家計を見直すために
「お金が貯められない家計の5つのタイプ別診断」から
「お金を貯められない原因」を探ってみましょう。
「お金が貯められない家計の5つのタイプ別診断」は
以下の5つのパターンに分類して行います。
「生活費貧乏タイプ」
「臆病買い貧乏タイプ」
「見栄張り無計画貧乏タイプ」
「遊びすぎ貧乏タイプ」
「隠れ貧困タイプ」
あなたの家計のタイプに当てはまるものにチェックを入れてください。
チェックの多いものがあなたの家計のタイプです。
同じくらいチェックが付いた場合は両方のタイプの複合型です。
どれにもほとんどチェックがつかない方はかなり理想的な家計といえます。
「貯められないタイプ診断」ですので、チェックがついても「毎年充分な金額が貯まっている」方は当てはまりません。
「生活費貧乏タイプ」
□住宅ローン、管理費、家賃など住宅費が高い
□車のローン、奨学金、借金の返済など住宅費以外にも毎月固定で支払っている大きな支出がある
□仕事の関係上ご主人の小遣いが月10万円、仕事で使うガソリン代が高額など、家族のためではなく、仕事のための費用がどうしても必要で負担が大きい
□保育園、幼稚園、小学校など子供の学費が毎月大変だ
□生命保険や学資保険などの支払いがきつい
□食費や日用品費は毎月厳しい予算をなんとかやりくりしてしている
□子供や自分の習い事が多く費用をやりくりするのが大変だ
□はっきり言ってレジャー費はほとんどない
□お金はほとんど貯まらない、もしくはお金は貯まっているがレジャー費がほとんどなく、ケチケチしていて家族には不評だ
(ケチケチ節約で貯めるだけに執着している方はお金は貯まっていても生活費貧乏タイプです)
「臆病買い貧乏タイプ」
□服や靴など子供や自分が身につけるものはバーゲンなどで安くなっているものに目がない
□百円均一ショップが大好きでよくいく
□外食と言えばファーストフードかファミレスである
□レジャーと言えば公園、ゲームセンター、動物園、映画館など安くて楽しめる場所によく行く
□仕事で必要な最低限の金額以上の小遣いを毎月夫、妻あるいは両方がもらっている
□旅行などもより安い宿はないかついチェックしてしまう
□高いものは買わないが、安いものはちょくちょく買う
□なんだかんだで毎月カードの支払いがかさんでいる
□贅沢しているつもりはないが何故かお金がない
□はっきりいって一度に10万円を超えるような大きな支出があると不安になる
「見栄張り無計画貧乏タイプ」
□毎年GWと夏休みと冬休みは家族旅行、など決まったイベントの支出が大きい
□誕生日プレゼントはブランドものなど、子供や自分へのプレゼント代はたとえ家計の状況がどうであろうともらう
□旅行代などは高くても泊まりたい宿に泊まる。
その支払いはあとからなんとかやりくりすればいい
□身につけるものは安物はNG。ブランドもので当然。
だけど支払った後にまたお金を使ってしまった、という罪悪感がある
□自分への先行投資、セミナー費や自己啓発のための費用が年間にするとかなり高額である
□ゴルフなどお金のかかる趣味がある
□自分のしたいことは出来ているがはっきり言って貯金はほとんどできていないので不安だ
「遊びすぎ貧乏タイプ」
□収入は少ない方ではない、または収入はそれほどではないが両親と同居中などの理由で住宅費がかからないなど固定支出が少ない
□毎月外食に行く回数が多い
□毎月なんだかんだんで新しい洋服を買っている
□交際費に際限がない。誘われれば何でも大体参加する
□現金で払えない時はカードを使って支払いを先送りにする
□毎月いくらまでなら使ってもいいのかわかっていない
□ボーナスが出る前からカードのボーナス払いで買い物をしている
□食費や日用品に使えるお金がないので食費や日用品はケチっている
□貯金はほとんどできていない
「隠れ貧困タイプ」
□年間700万円以上の手取り収入がある
□電気代が毎月1万円以上(オール電化の方は月2万円弱)など、電気、ガス、水道代などの光熱費が高い
□食費と日用品費が合計月8万円以上など食費、日用品といった日々の支出も高い
□1人2台以上携帯電話などのモバイル端末を持っている人が家族にいる
□ほとんど使っていない2台以上の車や、バイクがある
□使っていないのに支払っている契約ものがあるが解約するのが面倒なのでそのままである
□収入が多いのでなんとなくなんでも払えそうな気がする
□収入もあり贅沢しているつもりはないのに貯金ができていない
□収入が少しでも減ってしまったら生活出来ないと思う
□自分ではどこをどうしたらいいか分からない
どこにチェックがついたか確認しながら5つの家計タイプについて簡単に見てみましょう。
さて、何タイプでしたか?
次回からはタイプ別の家計見直し方法を提案します。
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