資産形成のまどぐち

おんぶに抱っこの危険性

これは7月の話ですが、、
安倍首相は、参議院選挙の後の勝利から“アベノミクス”の更なる再起動に乗り出し、総額10兆円にのぼる経済対策に乗り出しました。

要するに「デフレからの脱却」をしきりに強調しています。しかし、今や世界は“大デフレ”の真っ最中です。

高齢化が世界で最も進み、人口が減少し、ただでさえ経済成長が難しい日本という国が、世界中デフレの状況で一人だけデフレからの脱却を試みても、一時のシノギはできても継続的な成長(いわゆる「デフレからの脱却」)は困難であると言わざるを得ません。

現在、日本の年金は、GPIF(年金積立金運用機構)が運用していますが、140兆円ほどの積立金の半分を国内外の株式で運用しています。
しかし、これから先、日本の株式市場が長期安定的に上昇することは、ほぼ期待できません。

であるなら、成長盛んなグローバルな世界経済に投資して、将来の収益の一部を受け取った方がよっぽどいいのではないでしょうか?
と、感じますが、国や政府におんぶに抱っこでは自分の大切な資産を守ることは出来ませんので、自身で確かな情報を手にし、個々で将来の対策を打つ事が肝要と考えます。