2014年4月からの診療報酬の改定によって、お薬手帳いりません、というと「薬剤服用歴管理指導料」が減額され、そのうちの自己負担分である20円が節約できるというものです。
▼家計以上に国の財政を助けている?
例えばこの節約できるという20円、これは自己負担である3割分です。
残りの7割は国が税金から支払っているわけですから国の負担分は約50円。
本当に必要がないのであれば、お薬手帳を拒否することによって、国の税金のムダ使いを50円減らすということになります。
家計よりも国の財政にとってプラスだとも言えます。
▼かかりつけの医者を作る
今回の4月の診療報酬の改定では、初診料が130円アップして2,820円となりました。
(再診料は30円アップの730円)
初めて受ける病院の場合、自己負担分だけでも846円ですから高くつきます。
体の具合が悪くなった時に、症状ごとにネットで評判のいい病院を調べて、わざわざそこで診てもらう、あるいは今の医院ではあまりよくならないから、と他の医院を渡り歩く。
こういう行為を繰り返していると、お薬手帳どころではない医療費の無駄な出費がかさんできます。
近くにふさわしい病院がない場合もあるのですが、なんでも相談できるかかりつけの医者をひとつ作っておいて、その医者が自分のところで手に負えないと判断した場合に、医師から紹介状をもらって大病院などを訪ねる、というスタイルができると、家計にとっても健康にとっても、一番望ましい形になるでしょう。
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