「モノを増やさない、モノを持たない暮らしを目指そう!」
近年ブームとなっているミニマリストという生活スタイル。身の回りのモノを必要最小限まで減らし、雑多なモノから解放された生活を手に入れるというミニマリズムな暮らしは、節約好きの間でミニマリストが注目されているようです。
「使うお金を枠にはめる」
人は損得が絡むとなぜか合理的ではなくなると説く行動経済学には、「フレーミング効果」というものがあります。同じ意味でも表現を変えることで、人の選択に影響を与えるというものです。
たとえば、赤身80%と書かれた肉と、脂肪分20%と書かれた肉では、前者のほうに手が伸びと思います。また、あるダイエット食品で痩せた人が4割と書くか、痩せなかった人が6割いたと書くかでは印象が大きく異なりますね。この2例は、同じことの単なる言い換えだとお気づきになるでしょう。
このフレーミング効果をお金の世界で利用したのが、「1日たったコーヒー1杯分のお値段」「毎月のお支払いは3000円だけ」という表現です。払うお金を期間で割って小さく見せる手法で、私たちの消費ハードルを下げさせる効果がある、つまりこれを逆にすれば、お金を使いにくくできます。
たとえば今、手元に残っている月の予算を日割りしてみるとしましょう。残金が5万円で、あと今月は20日あるなら1日に使えるお金は2500円。食費分の予算があと2万円しかなければ、使えるのは1日1000円まで。もうこの枠で使うしかないとなると、簡単には衝動買いもできなくなります。使えるお金に枠をはめ、心理ハードルを上げることで、じっくり吟味した買い物をするようになるでしょう。
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