資産形成のまどぐち

企業分析の導入③

みなさん、こんにちは。

 

“お金の学校”を運営しているコレキヨです。

 

今回のコラムでは、“企業分析の定量分析 ”をお話ししていこうと思います。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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前回まで数字を使わない定性分析をご紹介してきました。

今回からは数字を使った定量的分析をご紹介していきます。定量分析は通常、定性分析の結果を踏まえて行われます。

①先ずは市場における定量分析を大枠で把握しましょう!

市場規模
まず、投資企業が対象としている市場規模の大枠を把握する必要があります。すると、その企業が現状で最大どの程度の成長を見込めるかを知ることができます。

市場の成長性
しかし、市場の規模だけではその企業の伸び代の判断ができないので、市場の成長性を見る必要があります。将来にわたっての市場は何%くらい成長が見込めるか?あるいは横這いか?縮小か?未来に市場がなくなってはお話しにならないのです。

②続いて、投資先における定量分析を行います。

経営内容の定量的評価のポイントとしては次のものが挙げられます。

財務内容

業績推移・・・損益計算書、キャッシュフロー計算書の推移

財務の現状・・・貸借対照表の状況

将来への布石・・・設備の状況、研究活動費

将来の価値・・・企業価値

成長性・・・過去どのように成長してきたか?将来は市場拡大するのか?

収益性・・・利益率はどうか?上がるか?下がるか?

効率性・・・資産を効率的に運用しているか?

安全性・・・財務体力は十分か?借入金が多すぎないか?

生産性・・・労働力を有効に使えているか?高い付加価値を生み出しているか?

会計方針のチェック・・・どのような会計方針を採用しているか?

資本金


従業員数


業界地位(ランキングはどうか、シェアはどの程度か)

以上が、投資対象企業のまさに核となる項目です。

 

③競合企業の定量分析

投資で利益を得るためには投資対象企業が利益を得なければならないため、当然競合企業の定量分析も行います。競合の分析は投資先として考えている企業と比較するために行うので、基本的に調べる項目は投資先企業と変わりありません。

④財務諸表を確認する

定量的な情報は、有価証券報告書や財務諸表で確認することができますが、各企業のホームページにある決算短信か、EDINETで有価証券報告書を検索すると手に入れることができます。

⑤定量分析のポイント

最後に定量分析のポイントをご紹介します。
財務諸表の分析において、数字をただ眺めているだけでは意味がありません。財務諸表を見る際に重要となるポイントを次に記しておきます。

以上を頭に起き、分析を行ってみてください!

 

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さてさて、いかがでしたでしょうか?

 

 

このコラムを通じて、新たな気づきが得られるような情報を定期更新していければと思っております♬

 

 

また次回も是非お楽しみに!